2015年02月22日

マカロンで春を待つ

スタッフサポーターのもえです。
今年は我が家の子どもが揃って受験生です。
受験は競争なので、誰かが受かって誰かが落ちる…
そんな現実も味わっていろいろ複雑な気持ちを抱いている様子を見ていると、人の気持ちは複雑だな〜と改めて思います。子どもたちの人生にはこの先、自分だけでは解決できないようなこと、抱えきれないくらいの喜びも悲しみも、いろんなことがあるはずなので、春からの新しい環境での出会いを大切にしてほしいなと思う今日この頃です。

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写真のマカロンラスク、ちょっと早いけどひな祭りに☆と昨日先輩からいただきました。ちょっとしたサプライズにホッと和みました。「ひよっこ」が参加する人にとってホッとしたり、何かのきっかけになる時間だといいな〜と思いつつ☆

鮮やかな色のマカロン食べながら春を待ちます。

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*お知らせ*
「ひよっこクラブ」第18期は、現在、日程調整をしています。
決定次第、ホームページでお知らせ致しますので、もうしばらくお待ちください♪

*このブログは、ひよっこクラブのスタッフによって書かれています。その内容はひよっこクラブや特定非営利活動法人 CHARMの考えを表すものではありません。
posted by hiyokko at 18:50| 日記

2015年02月02日

「母校訪問で原点に返る」

みなさんこんにちは。

メディカルサポーターのしらのです。

寒い日が続いていますが、皆さんかぜなどひいていませんか?


さて、僕は学生時代を愛媛県松山市近郊の町で過ごしたのですが、このたび母校より講演に呼んでいただき、久々に松山を訪れました。

時間に余裕があったので、お世話になった研究室を訪れたり、学生時代フィールドワークを行った地域を訪ねたりしました。


今、僕は感染症診療に携わっていますが、この仕事のきっかけとなっているものはいくつかあります。その中で大きなウェイトを占めているのが、学生時代に寄生虫学教室に出入りし、マラリアについて研究する機会をいただいたことと、地域医療について学ぶサークルに所属し、愛媛の農村地域でフィールドワークを行ったことでした。


寄生虫学教室では、マラリア原虫に対するワクチン開発の基礎として、その表面のタンパク質の解析をしたり、タイ・ミャンマーの国境地帯でのフィールドワークに参加させていただいたりしました。

(写真1:人工的に作成した皮膚を、蚊に吸血させているところ、写真2:マラリア流行地の典型的な家屋)

研究室でマラリア原虫を扱っていても、その流行地がどんなところか全然知らず、現地を訪れて初めて、そのコントロールの困難さを実感しました。

マラリアのワクチン開発の研究は、その後も日夜研究が続けられていますが、いまだに実用化はされていません。


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一方、愛媛県の農村地域でのフィールドワークは、地域の方々が抱えている健康問題の背景に注目し、その要因を探り解決に役立てていくというものでした。たとえば、お米を作っている農家の方に腰痛が多い、という問題がありました。当時は、まだ手作業で田植えや草刈りをしている農家が多かったのです。医療機関では腰痛の診断、治療やリハビリを行い、負担を避けるように指導しますが、農家の方にとっては、農作業ができないというのは死活問題です。農作業の機械化を進めようとしても、当然コストはかかりますし、山の斜面の水田が多く、そもそも機械が入らないという問題もありました。現在では、ほとんどの水田は基盤整備が進み、機械が導入されています。


このような経験を通じて、診察室で患者さんと向き合うだけでなく、その背景にあるものを理解し、広く地域に目を向けなければ問題解決にはならないことを学びました。

現在僕は農村地域の医療とは対極的な位置で仕事していますが、基本は同じであると考えています。

コンドームの装着や、不特定多数との性交渉を避けるよう呼びかけることは正論ではあります。

しかし、マラリア流行地の壁のない家屋に住む住民に蚊に気を付けるよう呼びかけたり、腰痛を抱える農家の方に農作業を控えるよう呼びかけたところで解決にならないのと同じように、その背景にあるものを理解し、さらに踏み込んだ解決策を考えなければなりません。

僕も一人ひとりの患者さんが抱える背景にも配慮した診療ができるよう、地域に目を向けていきたいという決意を新たにしました。


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*このブログは、ひよっこクラブのスタッフによって書かれています。
その内容はひよっこクラブや特定非営利活動法人 CHARMの考えを表すものではありません。
posted by hiyokko at 10:41| 日記